夏は綿100%のポロシャツで涼しく、冬はウールなどのあたたかな暖かな素材を重ね着する。これは、通気性と保温性の関係です。皮脂と衣類の間につくられる空気の壁は、繊維の密度に比例して放熱を防ぎます。快適さを左右するのは素材の密度ということになりますが、この理論は住まいでも同じことが言えるでしょう。
放熱に対する対策がしっかりしていれば、寒い冬でもほんの少しの暖房だけで部屋の中が温かく保たれ、気持ち良く過ごすことができます。
私たちは、建物全体を優れた断熱材で包み込む高気密・高断熱設計を基本としています。たとえば壁構造には、断熱材に、非常に高い性能を誇る水発泡断熱材(アクアフォーム)を使用します。アクアフォームは現場で下地に吹き付けられます。
短時間に膨れあがり、あらゆる空間や隙間を埋めます。電気配線、パイプスペース等、あらゆるスペースを埋め尽くすことができるので、優れた断熱性能を得られると同時に完璧な気密層となります。
快適の条件を標準以上に高めることで、冬でもポロシャツ一枚で快適に過ごせます。